どんな物質であれ、体内にあるものでも薬品でも、その量によって、薬にもなれば毒にもなるのだ。サプリメントであろうとビタミンであろうと、過剰摂取になれば、からだに障害が起こる場合が多い。

あなたが健康への不安をお持ちなら、氾濫する健康情報には正直ウンザリしているのではないでしょうか?
ビタミンが、ポリフェノールが、○○の抗酸化力が・・・という具合に、テレビや雑誌、インターネットなどから、たくさんの情報が飛び交っています。ビタミン、鉄分、アミノ酸などのサプリメント、○○エキスや有機素材を使った健康食品、さらには野菜や豆穀類などの特定の栄養素、それらが「効く!」と盛んに言われます。こうした情報を耳にするにつけ、何が正しくて何が間違っているのか、正直よく分からないのが本音なのではないでしょうか。
とかく健康に関する情報はその良い面ばかりが強調されがちです。都合が悪いことにはあえて触れないケースがほとんどと言わざるを得ません。その姿勢をズバリ表現すると、「有効性を過大評価し、有害性を過小評価する」、このことに行き着きます。“○○が効く”の文言を信じた結果、深刻な症状に見舞われる事例も少なくないのです。
血が止まらない
例えば血液サラサラで考えてみましょう。サラサラになれば脳梗塞や心筋梗塞を予防できるといわれます。だから健康茶やサプリメント、または特定の野菜などを毎日欠かさず摂り続ける人も多いようです。そうした努力の結果、仮に念願の血液サラサラが実現したとしましょう。確かに血栓はできにくくなるのかもしれませんが、出血の際に血が固まらないといった危険性も抱え込むのです。想像してみてください、思わぬ事故に遭遇したら・・・、さらには手術や歯を抜くことになったら・・・と。そうした事例も実際に報告されているのです。
自然な血液の姿とは、固まろうとする力が5分・サラサラにしようとする力が5分、「溶解因子」と「凝固因子」の均衡が保たれている状態です。それを“サラサラが良い”と信じて反自然な行為に徹すれば、当然リスクが生じます。サラサラヘアーと同じ感覚で、血液を捉えてはならないのです。
こうした例は数え上げればキリがありません。「高血圧症」だからと、薬で無理やり下げてしまえば、脳や筋肉に必要な栄養分を届けられないといったリスクが生じます。「低刺激性」と書かれた石鹸やシャンプーですと、化学物質が皮膚で止まらず体内に入り込んでしまうことを意味している。つまり皮膚への刺激は低くとも、体内への浸透性が高いといったカラクリです。
有機素材のサプリメントなら安全?
またサプリメントですと、パッケージの後ろに表示されている添加物の他にも、抽出剤や凝固剤、中和剤などのさまざまな化学薬品が使われています。それらは「加工助剤」といわれ、表示義務がありません。だから私たちには何がどのくらい使われているか、知ることができないわけなのです。また有機素材を原料にしたサプリメントも売られていますが、錠剤や顆粒にするまでの過程にはたくさんの化学薬品が使われていることも踏まえておかなければなりません。
食べものとクスリとの境界線がますます曖昧になる中、特定の野菜や穀類などをたくさん食べようという傾向も見られます。しかしたとえどんなものであっても、摂り過ぎてはならないのです。モノにはホドがあって、決して偏ってはならないのです。
抵抗力を養う
私たちにいま必要なのは情報の「量」ではなく、情報に対する「抵抗力」です。鵜呑みすることはリスクであると言わざるを得ないのです。何かに「効果がある」と言われたら、「その反対のデメリットは?」と問いかける習慣づけをする。それが自分や家族の健康を守ることに繋がっていくのです。
この「三回連続セミナー」では氾濫する健康情報を自然界の仕組みの前に引き出し、人間の浅知恵を浮き彫りにしていきます。より自然と調和した暮らしを営む上で必要となる知識を自然栽培の野菜たちから、天然の菌たちから学んでいきます。自然を学ぶことは不自然を見抜くこと、それはとてもシンプルなことなのです。そしてその先に医者にもクスリにも頼らない生き方が見えてくるのです。
|