痛みなくして得るものなし。痛みから生命の仕組みを学ぶ
自然治癒力のススメとは?
痛いとは悪いこと。百害あって一利なし。だからすばやく対処するように教えられてきました。でも痛みがどうして起こるのかについてはほとんど知られてないように思います。今回は痛みのメカニズムを知ることで、自然な治癒のあり方を述べていきます。
痛みとは修復に向けたプロセス
例えば足をぶつけたとします。しばらくして、ジーンと痛みが押し寄せてくる。普通は「大変、冷やさなくちゃ!」と思って、湿布薬や鎮痛剤を使います。でもその対処こそが問題なのです。なぜなら痛みが押し寄せることは修復作業の開始を意味するからです。だからクスリを使って症状を抑えることは、逆効果といわねばならないのです。
体は大量の血液を送り込むことで破損箇所を修復していきます。血流を促がすことは治癒反応であると理解するのが自然です。たくさんの血液を患部に送り込むわけですから、道幅を広げなくてはなりません。道幅とは血管のこと。血管が広がらない限り円滑で潤沢で、しかも素早い血液の供給は難しいというわけなのです。
血管を広げる役割を担うのはプロスタグランジンやアセチルコリン、ヒスタミンなどといった物質です。これらは「血管拡張物質」といわれ、彼らの活動で血流は促進されます。患部が赤くなったり、腫れたりするのは血液が供給されている証拠で、これらの物質が懸命に働いている姿でもあるのです。
このように血管拡張物質はありがたいわけなのですが、厄介な面があります。それは血管を開かせるだけではなく、痛みや熱、炎症までをも引き起こしてしまうからです。黙って血液だけを送ってくれればいいものを、少々荒っぽくて乱暴、そうした特徴があるのです。彼らから言わせれば、「痛いとか熱いとか言うな!いま治してるんだからガマンしていやがれ!」、そんな感じになるのでしょうか。それはさて置き、痛いから危険なのではなく、治しているからこそ痛い。痛みとは、修復に欠かせないプロセスでもあるのです。まさにノーペイン・ノーゲイン(痛みなくして得るものなし)というわけなのです。
重大な機会ロス!?
痛みと熱を発しながら修復作業をしていることは分かった。ならばそこに湿布薬や鎮痛剤を使ったらどうなってしまうのでしょうか?これらの薬には血管拡張物質を抑える効果があります。使えば血管を収縮し、必要な血液の輸送にストップがかかってしまうのです。確かに冷やせばその時は楽になりますが、同時に回復も遅れます。長期にわたって使えばその後さまざまな症状を引き起こす原因にもなってしまうのです。一時的ならまだしも、長期の使用は極力控えなくてはなりません。仕組みを理解し、なるべく自分の力で解決する姿勢が大切になるのです。
たくさん血を送るのだから「出血だってスゴイのでは?」と思うかもしれません。血管の破損を探知するやいなや、血小板が“我先に!”と馳せ参じます。自らの体を患部にぶつけることで傷口を塞いでいく。次々に集まって、それが累々と積み重なることで止血は完了します。その結果が「カサブタ」になるというわけです。もちろん状況によっては外部からの措置も必要です。でも基本的な仕組みを知っていれば、少々のアクシデントには動じなくなっていくのです。
「肉体故障説」を越えて
肉体は脆くて壊れやすい。しかも自分で治すだけの力が備わっていない。だから健康診断や予防接種、クスリや手術などが必要になる。現代医学は私たちの体をこのように規定しています。現代医学は「肉体故障説」に基づいているのです。
一方、自然医療の世界では肉体を「完全」なものとして捉えます。病気による症状は回復に必要なプロセスとして位置づけられます。症状そのものが治癒であり、病気とは即療法である、それが原則になるのです。不治の病といわれるガンであっても、「血液の汚れを浄化する作用がある」といわれます。ガン腫瘍に血液の汚れを集めて排泄していく。ガンが恐いのではなく、放射線・薬物・手術の「三大療法」にこそ問題があるというのです。
私たちの体は本来完全なのでしょうか?そうだとすればその能力を高めるにはどうすればよいのでしょうか?また備わった本来の力を阻害する要因は何なのでしょうか?このセミナーでは自然界を規範に、医者にもクスリにも頼らない生き方の術を10時間に凝縮してお伝えしていきます。
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