|
発熱は悪いこと。百害あって一利なし。だからすばやく下げるようにと教えられてきました。でも、どうして熱が出るのかについてはあまり説明されてこなかったように思います。そこで今回は熱のメカニズムを知ることで、自然な治癒のあり方について考えてみたいと思います。
ガンの繁殖に手を貸す?
例えばガン。通常、ガン患者が熱を出せば解熱剤を処方します。「現代医療」において発熱はキケン、だから反射的に抑え込もうとするわけです。でもこれには問題があるといわねばなりません。
ガンは体温が低いと増殖し、高いと退縮していきます。だからガンの克服に「発熱」は欠かせない事がらです。一説では、体温35℃で一番増殖し、39.3℃以上で死滅するともいわれているのです。
そういうと、「そうか、ガンは熱に弱いのだな」と思われるかもしれません。でも熱に弱いというよりはむしろ、熱によって体自身の治そうとする力が最大化される、このように理解した方が自然です。治癒力が高まった結果として、ガンが後退する仕組みというわけです。
人とガンとの関係
通常、私たちの体には1日に約100万個のガン細胞が生まれているといわれます。それでも簡単に発病に至らない理由は、白血球、特にリンパ球の働きによります。リンパ球がガンを叩き無害化している。だから自然治癒に向けたポイントはリンパ球の活動を高められるかどうか、このことに賭かっているのです。
リンパ球は発熱により活動を最大化していきます。野球でも“夏場に強い選手”がいるように、リンパも熱いところが好き。発熱による体温上昇は、リンパの喜ぶ・理想の環境が整えられたことを意味しているのです。同様にカゼも熱が上がることで、リンパには順風・ウィルスには逆風が吹く、こうした図式になるのです。
だから発熱とは病気を克服するサインであり、絶好のチャンス。現代人の基礎体温は低下傾向が見られ、平熱が35℃台の人も少なくないといわれます。そうした中、発熱を敵対視する姿勢はできるだけ避けなければならないのです。体が元の自然な状態に戻ろうと必死になっているのだから、むやみに下げる行為を慎しまなければならないのです。
確かに症状は不快です。でも体の意志として起こっているなら、無理やり止めることは逆効果といわねばなりません。嘔吐や下痢、発疹も有害物を排泄するための作用ですから、むしろ積極的に促してあげる必要があります。“不快だから・・・”、“心配だから・・・”とクスリでむりやり抑え込んでしまえば、有害物の出口を塞ぐことにもなりかねないのです。実際にノロウイルスやO157による死亡の影には、「下痢止め薬の使用」があったという声も少なくないのです。異物が体内に留まり続けるわけですから、安易な服用には細心の注意が必要になるのです。
クスリは「従」の位置
以前のクスリは今ほど効かなかったといわれます。精度は粗く、効果はあくまで限定的だった。治癒の大部分は患者自身の治す力に委ねられていたわけです。
ところが、今のクスリはとにかくよく効く。症状をすばやく抑え、不快を一時的に遠ざけることができるようになっています。それは患者の治癒力に制限を加え、発揮する場面を奪うことを意味します。常に補助が必要となり、自分で問題を解決できなくなってしまう。それは生命の弱体化・無力化を促進することに他ならないのです。
肥料も農薬も使わない「自然栽培」とは、作物が本来持っている力を最大化していく農法です。虫・病気もすべて意味があって発生している。だから敵対視することはない。悪いのは虫や病原菌ではなく、それを呼び込んでしまう不自然な環境にある。それをいかに自然に戻していくかが耕作者の使命となるのです。肥料・農薬を断つ、その意味とは作物自身に問題の解決を求めることでもあるのです。
痛いとなればすぐクスリ、腫瘍となれば検査に手術。それは衰弱の道を進むことに他なりません。医者通い・クスリ依存の人生を送るのか、それとも医者にもクスリにも頼らない生き方を目指すのか、その選択は私たちの手に委ねられているのです。このセミナーでは自然界を師に仰ぎ、ナチュラルライフに必要な生き方の術を10時間半に凝縮してお伝えしていきます。
|