ナチュラル・ライフスタイルの学校


ナチュラル&ハーモニック スクール


「医者にもクスリにも頼らないコラム Vol.7」

過去の記事 vol.11



ナチュラルライフのための病気考



痛い、かゆい、つらい、苦しい・・・。

これらはすべて悪いこと。百害あって一利なし。だからすばやく対処するように教えられてきました。でも、なぜそのような症状が起きるのかについてはあまり教えられてこなかったように思います。今回は排泄のメカニズムを考えることで、ナチュラルライフに必要な知識を学んでいきましょう。


突然の下痢に襲われる。


何か悪いものでも食べたのかなぁ。まあ忙しかったし、そのせいかもしれないな。しばらく安静にしていよう。


でも、


時間の経過とともに、おなかの痛みが強くなる。症状がどんどん激しくなっていく。息が詰まるようなつらさが押し寄せ、額や首筋に汗がにじんでくる。


そんなとき、あなたならどうしますか?


普通なら、買い置きの下痢止め薬を飲んだり、かかりつけの医師のもとに走ったりしますよね。痛みや苦しみはすべて悪いこと、だからすばやく取り除かなくてはならない。私たちは医者からも、親からもそのように教わってきたのですから。自分のことならまだしも、小さなお子さんが目の前で苦しんでいたとすれば、“一刻も早く!”それが自然な感情ではないかと思うのです。


でも、ここにあまり知られていない話があります。“下痢を止めたのか?止めなかったのか?”、それが明暗を分けたといった指摘なのです。1996年7月に発生した病原性大腸菌「O-157騒動」、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?



【コトの真相】
大阪府堺市の小学校に端を発し、岡山、神奈川などで集団発生。9000名以上が感染し、うち11名が亡くなりました。調べる中でひそかに言われているのは、重症化した人の多くが下痢止め薬を服用していたというもの。下痢を止めたことが、深刻の度合いを高めてしまったという指摘なのです。


下痢止め薬と重症化の関係。もしそれが本当なら、一体、何が起きたというのでしょうか?排泄の仕組みを考えてみると、事態の真偽が見えてくるのです。



【治癒力発動のメカニズム】
病原菌が体内に入る。そのまま留まり続ければ、増殖が始まります。菌の分裂は極めて速い。O-157菌ですと、約20分で倍に増えていきます。この計算ですと、3時間後には1000個にまで膨らんでいく。その間にベロ毒素を撒き散らし、深刻の度を増していく。これが重症化の経緯です。


これに対して、体の方だって黙ってはいません。当然、必要な防御策を講じます。“菌の繁殖、許すまじ!”と排出に向けた具体的作業を開始するのです。それにあたるのが「下痢・嘔吐・発熱」といったつらい症状。これらをあえて引き起こすことで、元の健康な状態に戻そうとするわけです。つらくて苦しいのは“防御の証”、下痢や嘔吐は病原菌や毒素を体外に排出するための大切な作用と考えられるのです。


「なるほど!下痢や嘔吐には確かにそうした面がありそうだ。でも、発熱の方はどうなのよ?」


そう思われるかもしれません。


総じて、菌やウイルスは熱がキライ。だからこそ熱を発し、原因菌を弱め、活発な動きを封じ込めていく。弱点を見極め、巧みにそこをついていく。それが「発熱」の仕組みというわけです。


つらくて苦しい症状は自分の体を守るためのもの。にも関わらず、無理やりクスリで抑え込んでしまえば、どうなってしまうのでしょうか?



【排出を最優先】
下痢を止めれば、原因菌は出口を塞がれてしまいます。出口をなくした菌たちは体内で繁殖していきます。クスリで抑え込むことは、繁殖に都合のよい環境をわざわざ用意してあげることに他なりません。排出を第一に考えて、適切な水分補給を行い、スムーズな排泄を促していくことが大切です。これはO157だけではありません。ピロリ菌やノロウィルス、その他食中毒などについても、同じことが言われ始めています。「排泄を止めないように!」といった、国や自治体などの呼びかけも盛んになってきているのです。


熱があるから、嘔吐があるから、下痢になるからこそ、治癒に向っていく。私たちは症状を即座に「敵!」と見なす習慣を,いま一度考え直さなくてはなりません。私たちは農業においても、医療においても、生活空間においても、常に「悪」を設定し続けてきました。虫・雑草・病原菌、つらく苦しい症状の数々・・・。それらを根絶するための対処に明け暮れてきたのです。恩恵も確かにありましたが、その弊害も隠しきれないものになりつつあるのです。


この「ナチュラルライフ実践 四回連続セミナー」では、氾濫する健康情報を自然界の仕組みの前に引き出し、人間の浅知恵を浮き彫りにしていきます。「自然を知るとは、不自然を見抜くこと」、その先に医者にもクスリにも頼らない生き方が見えてくるのです。




ナチュラルライフ ジャーナル バックナンバー

Vol.1   「年間1239件。これは一体何の数字でしょうか?」
Vol.2 「鳥インフルエンザに脅え、ワクチンを打つその前に!
Vol.3 「一夜にして3200万人が病に!」
Vol.4 「汚染時代を生き抜くための魔法の質問とは?」
Vol.5 「栄養にまつわる誤解」
Vol.6 「長寿の島幻想・ノロウイルス騒動を契機に
                  ココロとモノの分離を哲学する」
Vol.7 「ナチュラルライフのための病気考」
Vol.8 「ナチュラル・ライフに必要な科学的態度とは?」
Vol.9 「発熱の仕組みに学ぶ 自然治癒力のススメとは?」
Vol.10 「教育とは引き出すこと。」
Vol.11 「ナチュラルライフの為の病気考」
Vol.12 「健康神話を考える」




「医者にもクスリにも頼らない生き方」 ナチュラルライフ実践!5回連続セミナー
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