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13種は買うもの?つなぐもの?お米の自家採種と品質表示

 

あなたはお米の栽培がどのようにスタートするかご存知でしょうか?

 

田植えの風景をご存知の方は多いことでしょう。

水が張られた美しい田んぼに、青い苗が植えられていきます。

それでは、この田植えに使う苗はどのようにつくられるのでしょうか。

 

ハーモニー農園 自然栽培の田植

 

苗は、稲の籾(モミ)を苗土とよばれる土に撒いて育てられます。 ではこの種籾を農家さんはどこで手に入れるのでしょうか。昔は農家さんが前年収穫したお米の籾を使うことがほとんどでした。自家採種といいますが、自分の家で種を採って代々つないできたのです。

 

 

自家採種を続けることで、種はその土地や栽培、そして農家さんの取り組み方に合わせて性質が変化していきます。何年も経つと、もともとコシヒカリだったものが、コシヒカリではなくなることも多々あります。良く変わるならまだしも、技術がなければ良い種にはならず、いい作物ができません。きびしい側面があります。

 

 

それでも、これこそ農村を豊かにする文化だと思うのです。昔はどこの村にも自家採種をする篤農家さんがいて、いい種を残していました。「いい作物をつくりたければ、いい種を残せ」だったのです。稲の一生と農家さんとの関係はより密接だったといえます。

 

 

ところが、現在は種籾をつくる人と、稲を育てる人の分業体制が進んでいます。農家さんはお米の種を買うことがほとんどなのです。そうすることでコシヒカリならコシヒカリ、ササニシキならササニシキのすばらしい品種特性を維持しています。

 

 

お米が販売される袋の裏に品質表示があります。

現在、日本農林規格の中で品質表示についての決まりがあります。農産物検査法という法律です。品種を米袋に印刷したり告知したりするには、この決まりに則り米穀検査という品種と品質の検査を受け証明してもらう必要があります。農林水産大臣が承認した登録検査機関がこの検査を行っています。ここでコシヒカリならばコシヒカリと認められて、初めて「コシヒカリ」という品種名を名乗れます。

 

 

しかし自家採種したお米は年を追うごとに性質が変わるため品種検査で「コシヒカリ」と認められなくなってくるという可能性があります。すると、市場ではコシヒカリと名乗れない「未検査米」となり、とても売りづらくなってしまいます。どんな品種や銘柄かわからなければ、少し買うのをためらいますよね。この品質表示を行う上でのルールも自家採種をしづらくさせています。

 

 

もうひとつ、お米の品種には各地域の奨励品種というものがあります。たとえば岩手県や宮城県では奨励品種に「コシヒカリ」という品種はありません。するとどれだけ「コシヒカリ」の性質を持っていたとしても、米穀検査で「未検査米」になってしまいます。もちろん奨励品種は地域に合った品種が選ばれていますが、好んでつくりたい品種を栽培する際に不便な側面があります。こうしたことがあるので「農家さんは種を買うことが当たり前」になってきています。

 

 

そんな中、自然栽培の農家は、流通である私たちを信頼して、自家採種に取り組んでくださっています。販路があるからこそ品質表示を気にせず取り組みやすくなります。

 

 

なぜそこまでするかといえば、自然栽培の成功には自家採種が重要な要素だからです。 また稲のいのちに向き合っていくと、種を採りいのちをつなぐことが大切なことになっていきます。もちろんこうしたことを理解する志ある種屋さんもいらっしゃるので、そうした種屋さんから種を買うことはこの限りではありません。

 

 

自然栽培では、種と土から肥料・農薬などを取り除いていくことが成功の大切な条件になります。「土はわかるけど、種から肥料や農薬を抜くってどういうこと?」と思われるかもしれません。しかし親の稲を育てるときに使われた農薬や肥料が、代々種に影響を与えていると私たちは捉えています。肥料のない環境で育つことで、そうした要素が清算されていくという現場での経験則があるのです。

 

 

いのちがつながれ、土と種がきれいになることで、本来の力が発揮される。

 

私たちはいのちの在り方・生き方を大切にしたいので種を大切に考えています。自家採種により未検査米になることはありますが、変わらず販売を続けています。農家さんがご家族にお米を届ける場合などは、検査を通さないので未検査米になります。決して内容が悪いということではありません。

 

 

まとめ

品質表示の情報だけではなく、お米の栽培のプロセスがわかるお米を選ぼう

できれば自家採種のお米を選ぼう

天日で籾殻を干す自家採種のひとこま①天日で籾殻を干す自家採種のひとこま②

 

ナチュラル・ハーモニー 田辺 寛雄

ナチュラル・ハーモニー
田辺 寛雄

次に、食べ物ではなく、生き方を選ぼうと題してお伝えします。お米の生き方、私たちの生き方、農家さんの生き方、さまざまな生き方を私たちは選択しています。

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