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4農薬と肥料のホントの関係

 

なぜウンカの「来る田んぼ」と「来ない田んぼ」があるのか?

ウンカだけではなく病害虫の被害に合う田んぼと合わない田んぼがあります。

農薬と肥料と虫たちのホントの関係についてお伝えしていきます。

 

 

子どもが好きなカブトムシ。

子どものころによく採りにいきました。カブトムシの幼虫が好む場所があることを、記憶されている方は多いと思います。カブトムシの幼虫は未分解の草木が朽ちた土層を好みます。そうした草木を食べて分解してくれています。

そんなカブトムシが、ナチュラル・ハーモニーが管理する自然栽培の畑にある堆肥置き場にいます。よく観察してみると、堆肥置き場に幼虫はいるのですが、1メートルも離れていない隣の畑には、一匹たりともいないのです。隣接している野原にもまったくいません。どうしてなのでしょうか。それは畑や野原が彼らの生きていける環境ではないからです。

 

 

つまり生物には、その生物に適した環境があるということです。

 

 

前述のウンカについていえば、

ウンカの好む環境が被害を受けた田んぼにあったということになります。違いはなにかといえば、田んぼに肥料が使われているか・いないかです。ウンカは肥料のある場所を好んで、わたってきていたと考えられます。だから肥料が使われていない自然栽培の畑には飛来しなかったのではないか。こう仮説を立てて他の病害虫のことも見ていきましょう。

 

 

 

 社団法人 農林水産技術情報協会『百年をみつめ21世紀を考える農業化学技術物語』より抜粋

 

上記の表のように、時代とともに肥料を使う量と農薬の使用量が同じように増えています。一般の栽培では農協から種を買うとき農薬と肥料をセットで購入するしくみがあるのでこうした推移をたどっている部分もあるのでしょう。一方で肥料によってバランスをくずした環境で育てられる作物に、虫や病原菌が集まってくる。これは肥料を使わない農業をする方々の現場での体感です。

 

 

稲のイモチ病でも同じことが言えます。

イモチ病は地力のある土壌、または肥料の多い環境で、日照が少なく湿度が高いときに発生しやすい病気です。そもそも自然栽培では、肥料を使わないので同じ環境なら肥料を与えるよりも極端に発生は少なくなります。

 

 

実際、自然栽培では多少イモチ病の発生があっても大きな被害になることはあまりありません。 こうしてみると、私たちは一般の農業において肥料により病気を増やして、その対処に農薬使用量を増やしてしまった側面があるといえます。「薬が効かなくなっている」の項でもお伝えしますが、農薬使用量を増やしても、農薬に対する抵抗力を持つイモチ病も出てきています。

 

 

また多くの自然栽培農家が体験していることですが、 となりで害虫が大発生していても、影響を受けづらいことを私も目の当たりにしてきました。

「肥料が虫や病気の原因となる」少なくとも自然界のバランスを崩していることは感じていただけるのではないでしょうか。

 

 

でも

ここまで良いのだったら、自然栽培がもっと勢いよく広まりそうなものです。

 

 

なぜ、そこまでは簡単でないかといえば、自然栽培の田んぼでも、肥料をたくさん使ってきた田んぼでは虫や病原菌に作物が負けてしまうことがあるからです。はじめてしばらくの間は、土に肥料が残っています。自然栽培とはいえ、自然界からみたら不自然な状態がまだあり、元に戻していく時間が必要になります。その間、たとえ肥料を使うのをやめても肥料が土壌中に存在しているので、虫や病気が出る場合があります。草も育ちやすくなります。

 

 

虫や草たちは、バランスの崩れた土壌を元に戻す役割も果たしているという農家がいます。自然栽培をはじめて最初のうちに虫や病気が出ていたとしても、それは元へ戻していこうとするプロセスなのです。

 

 

そして農家さん自身も、これまでの肥料・農薬を使う農業から、使わない農業に変わり、新たな自然観と技術を手にしていく時間が必要です。何よりこのプロセスを通して人と自然と稲とが一体となっていけること。これは肥料・農薬を使うより、なお実感のできることがらです。

 

 

人間はただ放任するだけではなく積極的に関わることで、この「とき」を短縮することができます。自然栽培に取り組む先人たちの自然観とそこに基づく技術が、徐々に形になってきています。

 

 

そもそも、自然界の山にも野原にも、肥料を使わないと育たないという植物はありません。本来、自然界の草木も、稲のような水辺の植物も肥料を与えられなくても育つのです。

 

 

農薬を本当にやめたければ、虫が好む環境をつくらないことが大切なので、肥料を使わないこと、そして土に残る過剰な肥料や農薬を取り除くことが近道だといえます。

 

 

まとめ

肥料が虫をよび、農薬を使わざるを得ない一因となっています。

肥料を使っていないお米は農薬を使う量も抑えやすくなります。

 

肥料・農薬を使わないで農業を成立させるには、自然をより熟知していく必要があります。自然栽培に取り組む農家は自然の摂理を日々自然界から学び、田んぼに応用して取り組んでいます。 そして稲が生きるプロセスと稲が生きる場に向き合っています。

 

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