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7除草剤のメリット・デメリット

 

田んぼの草とりは、かつてもっとも過酷な労働の一つでした。

自然に放っておくと、田んぼにはコナギやヒエなどの、雑草と呼ばれる植物がたくさん生えてきます。稲が雑草に負けてしまうとお米の収穫量が減ってしまうため、除草はとても大切な作業です。そんな中、除草剤はその名の通り、雑草の除草をしてくれる便利な薬剤です。

 

除草剤を使わない自然栽培水田に生えるコナギ

田んぼに生えるコナギ

 

田んぼに除草剤を撒くだけで、稲以外の雑草は全て駆除されます。除草剤を使うことによって、除草を人間の手で行う必要がなくなりました。昔、米農家が沢山の人の手を必要としたのは、「草取り」が理由でもあったのです。米つくりが一気に楽になりますから、農家さんにとっては夢のような商品でした。

大潟村の自然栽培の大きな田んぼでも、草とりを機械と人の手で行っています。

秋田県大潟村の自然栽培農家の除草風景

 

現代においても、農家にとって除草剤は米づくりに不可欠なものです。まして今後、農家の数が減り、農業の大規模化が進む上では、除草剤は不可欠な農業技術といえるでしょう。除草の労力を一度経験してみると、どれだけ除草剤が便利な薬剤かを知ることができます。

 

 

次に除草剤はどのようなものでできているのでしょうか。

今日使われている除草剤には、下記のようなものがあります。

 

 

○植物の生長や体の維持に欠かせない光合成を阻害する薬剤

○植物の成長ホルモンを撹乱する薬剤

○光で活性酸素を異常に生成させ、その活性酸素で雑草を枯れさせる薬剤

○タンパク質を構成するアミノ酸の生合成を阻害する薬剤

○脂肪酸の生合成を阻害する薬剤

○細胞分裂を阻害する薬剤

 

たとえば光合成を阻害する薬剤は、雑草の細胞中にある葉緑素の光合成経路に影響し、光合成をできなくするしくみです。そうすれば雑草は枯れるしかありません。 また植物ホルモンを使った除草剤もあります。ホルモンなので環境ホルモンと同じく微量で作用します。雑草の持つ植物ホルモンの量を、薬剤を使って極端に多くすることで雑草を錯乱させ枯れさせるしくみです。

 

 

確かに便利です。しかし、その作用を知ると国の認めた安全基準をクリアした登録農薬とはいえ、効果が大きい分、前述の環境ホルモンのようなデメリットがあることを知らなくてはなりません。

 

 

その6 メス化するオス 環境ホルモンと農薬」の項でお伝えしたように、肥料や農薬に比べ、環境の汚染が桁違いに大きいのがこの除草剤です。 除草剤は草を枯らすだけではなく、生えなくする効果があります。さまざまな生物に影響を与えます。狂牛病の原因になったことを指摘する人もいます。田んぼで使ったあとはそのまま川に垂れ流しです。そして海を汚染し貝や魚をメス化し、汚染された魚を通して私たちの体にダメージを与えます。

 

 

たった一回、除草剤を使うことで、手作業の除草をほとんどする必要がないくらい、夏場の仕事が軽減されます。逆をいえば除草剤を使わない米つくりをするということは、「多大な労力をかけてでも環境といのちを守る」、そんな選択を意味します。農業人口が減り続ける中で除草剤のすべてを否定できませんが、使わずに済む方法、技術も守り育てていく必要があります。

 

 

「たった一回の除草剤を使うか、使わないか

この差は月と地球よりも離れている」

 

 

これは自然栽培農家 石山範夫さんのことばです。 自然栽培農家のみなさんも弛まぬ工夫をされています。自然栽培に限らず除草剤に頼らない米つくりは、自然と人とが共生していのちを守る本当に尊敬に値する取り組みなのです。

 

 

まとめ

環境への負荷は、廻りまわって私たちの健康にも影響を与えます。

除草剤の効果と功績は認めつつ、除草剤や農薬に頼らない道を模索しましょう。

自然栽培はもちろん、除草剤を使わずとも稲を育てる技術を各地の農家さんが研鑽し、労力を惜しまず、お米つくりをしてくださっています。

ぜひ除草剤を使用しないお米つくりを応援してください。

 

 

「農薬・除草剤を使わない茶碗一杯のお米を食べることで、1匹の赤とんぼと5匹のアメンボと7,000匹のミジンコが救われる」

「農と自然の研究所」代表の宇根豊(東京農業大学客員教授)さんのことば

 

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