ハーモニック・・トラスト 会員特典
ほんとの野菜の見極め方
ナチュラルハーモニーの定期宅配
ハーモニック・トラストとは
ナチュラル・ハーモニー無料メールニュース

自然栽培全国普及会

 

 
スタッフ紹介
日本の「主食」玄米の見分け方

9お米にアレルギーと糖尿病!?

 

ナチュラル・ハーモニーではササニシキという品種を多く農家さんにつくっていただいています。その理由を見ていきましょう。

 

 

近年、私たち日本人が長年食べ続けてきたお米を、食べられないという方がいらっしゃいます。お米にアレルギー反応が出る「米アレルギー」のお子さんも増えています。

 

 

その原因には、「米の中の残留農薬」「欧米風の食生活により腸内環境が変化したこと」「美味しさを求めた、行き過ぎた品種改良」など諸説ありますが、はっきりとまだ分かっていないのが現状です。

 

 

米アレルギーは、成人になっても治りにくく、小麦アレルギーを伴う場合も多いため、主食の制限が必要となり、他のアレルギーと比べて負担が大きいという特徴があります。米は日本人にとって大事な主食。制限をするとストレスもかかってきます。

 

 

ナチュラル・ハーモニーにも、米アレルギーや化学物質過敏症の方から問い合わせがあります。自然栽培のお米は米アレルギーや化学物質過敏症の方でも食べられる場合が多いのです。特にササニシキは、米アレルギーの方も食べられるということがよくありました。また同じ自然栽培のお米でも1年目のものは食べられないが、6年目のものは食べられるといったこともありました。年数が長い分、土壌に残留する肥料や農薬の影響がないのかもしれません。

 

 

その時、私たち自身も学んだのがお米のデンプン成分についてです。

 

お米の主成分にはタンパク質・糖質(デンプン)・脂肪・水分の4つです。そのほかにもさまざまな微量要素が知られています。

 

 

上記の図で炭水化物(糖質)と記載されているのがデンプンのことです。

 

 

デンプンの中には、アミロースとアミロペクチンの2種類があります。アミロースは硬さの成分でアミロペクチンは粘りと軟らかさの成分です。お米の主成分であるデンプンは、およそ20%のアミロースと80%のアミロペクチンからできています。これはいわゆる「うるち米」で、いつも私たちが食べるお米のことですね。コシヒカリも、アキタコマチも、ササニシキも、このうるち米に含まれます。

 

 

「うるち米」に対して「もち米」があります。

もち米のデンプンは、100%アミロペクチンです。アミロースは含まれていません。だから「もち米」は粘り気があってモチモチしているのです。もう一つ「インディカ米」があります。西洋やタイなどでお米といえば細長いインディカ米をさしますね。この「インディカ米」はアミロース分が多く、さらにさっぱりとしています。このことからもデンプンのうち、アミロペクチンが多くアミロースが少ないほどモチモチしたお米になることがわかります。逆にアミロースが多いお米はあっさりとするのです。

 

 

日本では、「粘りのある」お米が美味しいといわれるため、アミロースの割合が低いほど美味しいとされ、低アミロース米を品種改良する傾向があります。しかし、このとき無理な品種改良をすることもあり、アレルギーの原因になっていると指摘する声もあります。

 

 

ナチュラル・ハーモニーでササニシキのようにデンプンのアミロース分が比較的高く、無理な交配をしていない品種を中心に取り扱うようになったのも、実際にアレルギーのある方や化学物質過敏症の方々が食べられる事実を目の当たりにしてきたからです。そうしたお米の方が体にとってより自然で負担がないのだろうと実感しています。

 

 

また、お米のデンプン成分がアレルギーだけでなく糖尿病にも関係していることが指摘されています。最近のご飯は、食べた後の血糖値の上昇が昔のご飯よりも高いといわれています。

 

 

なぜなのでしょう。

お米のデンプンは多糖類とよばれるもので、顕微鏡で分子の構造をみるとブドウ糖や果糖などの単糖類がいくつも長く連なった姿をしています。そのつながり方には主に2通りあり、直線状につながったものがアミロースで、樹枝状にいくつにも枝分かれしたようなつながり方をしたものがアミロペクチンです。

 

 

実は、アミロースに比べてアミロペクチンのほうが消化されやすいのです。

品種改良で中には5%~10%という低アミロース分のお米があります。そうしたお米はアミロースが少ない分、アミロペクチンが多くなっています。

 

 

すると消化が良すぎて血糖値の急上昇を招き、糖尿病に影響することが懸念されています。逆に、アミロースの多いお米を食べたときの血糖値の上昇は緩やかになるといいます。

 

 

日本では、糖尿病患者が厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計で950万人、予備軍を含めると2,050万人にのぼるといわれています。この数は、日本人の5人に1人に相当します。

 

 

糖尿病は合併症になると、症状が重症化します。合併症には三大合併症として糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症があり、日常生活にさまざまな影響を及ぼしてしまいます。

 

 

食生活の改善が大切といわれていますが、運動やカロリーのコントロールとともに、食べる食材の内容を検討する必要があるといえます。

 

 

粒食と粉食の観点から、お米を食べることが見直されています。

お米のように粒になっているものの方が、小麦のように粉で食べるものより消化がゆるやかで、血糖値が上がりにくいというものです。お米を主食として位置づけてきた先人の知恵が伺えます。お米をぜひとも食べていただきたいのですが、同じ投資をして食べるのであれば、品種ごとのアミロースの割合や栽培方法も意識して選択していただければと思います。

 

 

もち米はそもそも「ハレの日」にしか食べなかったものなので、毎日食べると糖尿病など体への負担も大きくなる。そうしたことを智恵として昔の人は知っていたのでしょう。日本人のお米の消費量ですが、農林水産省の調べで昭和37年に年間に一人118.3㎏食べていたお米を平成17年には61.4㎏しか食べなくなってきています。これもモッチリとした低アミロース米の普及が影響しているという方もあります。あっさりとしたアミロースの比較的高いうるち米は、何杯でも食べられたのでしょう。

 

 

常食にはあっさりしたアミロース分の比較的高いお米が向いているといえます。なるべく低アミロース米を食べるのはハレの日だけにして、極端な交配、品種改良をしていない「うるち米」を探して買うようにしましょう。

 

 

ナチュラル・ハーモニーでは、さまざまな地域の古くからの品種に農家さんがチャレンジしています。昔からの品種は、たくましく生きられる品種が多いです。ササニシキを中心に「食味」と「体への負担の少なさ」のバランスが取れたお米を私たちは提案しています。アミロースの割合は「品種・登熟期の気候条件」も影響します。一概に同じ品種でひとくくりにはできないですが、傾向を把握すことはできるかと思います。

 

 

ただ、アミロースが比較的高くても、自然栽培のお米はおいしく感じることが多いです。次は、その理由の一端をお伝えできればと思います。

 

 

平成26年度 ナチュラル・ハーモニー取り扱い品種

 

ナチュラル・ハーモニー 田辺 寛雄

ナチュラル・ハーモニー
田辺 寛雄

次は肥料と味の関係です。おもにはお米の主成分の一つでもあるタンパク質についてお伝えします。

資料請求はこちら