アトピーやアレルギーに向き合う生き方。本物の野菜・玄米の見分け方  体験談

磯野正弥の体験から…
「人間の力ってすごいもんなんですね」


                医学博士 臨床環境医 ホスメリック・クリニック院長 三好基晴

磯野正弥さんの「無投薬・無医療7年目の告白」が掲載されていましたが、磯野さんほど症状は強くは
ありませんでしたが、同じような体験をされた患者さんはこれまでにもたくさんいました。その1 例を紹介します。


アトピー性皮膚炎の女子中学生と両親が診察に来ました。生後約3 ヶ月でアトピー性皮膚炎と診断されステロイド剤で治療してきましたが、症状は良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。いつまで薬を使い続けなければいけないのかと不安になり、知人の紹介で受診しました。


母親は「この子は身体が弱くて免疫力も体力も弱いからアトピー性皮膚炎になってしまった。妊娠中、食生活に何も気をつけなかった私の責任だ。風邪をひかないように汗をかかないようにしている」というようなことを盛んに言っていました。父親も母親に責任があるかのように思っているようでした。患者さん本人も自分の身体が弱いからアトピーになってしまったと思い込んでいました。


そこで、「アレルギーや炎症は身体の防衛反応であり、身体の毒素を排泄する浄化作用であること。かゆみは皮膚の細胞を修復する反応であり、冷やしたり薬でかゆみを抑えることは、治さなくしていること。風邪をひいて発熱することが病気の予防になること。アレルギーの人や定期的に風邪をひく人の方がガンになりにくいこと。薬は病気症状を一時的に抑えることはできても、病気そのものを治すことはできない。薬を使えばその薬毒が何年経っても出てきていろんな病気の原因になること。お子さんは身体が弱いからではなく、身体のひずみを正常に戻そうとする体力や免疫力が強いからアトピー性皮膚炎になったこと」の説明をしました。


今までに聞いたことのない話でしたので驚いていましたが、母親はそう言われれば納得がいくと理解されました。というのは、風邪をひいて発熱した後皮膚炎が改善し、かゆみが少なくなったことがあったとのことです。その時はなぜだか分からなかったようでしたが、説明を聞いて母親も父親も本人も納得していました。


納得したとたん3 人の表情は一変しました。今まで自分の子どもは身体が弱いからアトピー性皮膚炎になってしまったと思い込んでいたのが、実は身体が丈夫だということが分かったのですから、まさに心は地獄から天国に変わったようなものです。


病気に対する考え方が「病気は悪いもの、抑えるべきもの」から「病気は病気を治すためのありがたいもの」に変わることが、薬を使いたく無くなるためには必要なことです。


今後、薬をやめればすぐに治るのではなく、ステロイド剤のリバウンドで離脱症状が強く長く現れることを説明しました。また、離脱症状は長引くとはいっても、一日でも早く症状を改善するには衣食住の生活環境の改善が必要であることを伝えました。


受診後、本人と両親の判断で一切の薬物治療をやめましたが、やはりステロイド剤の離脱症状が現れました。これまで抑えてきたものが排毒されてきたということは、頭では分かっていても症状の辛さに耐えられなくなりそうに何度かなりましたが、薬を一切使わず何とか乗り切りました。


磯野さんもこの患者さんも同じことが言えますが、この療法はアトピー性皮膚炎のためだけではなく、将来発病するかもしれないガンや糖尿病など、他の病気の予防にも役立つことでしょう。さらにこの体験を通じて本人のみならず家族も将来の病気の予防に役立つかもしれません。このような体験をされたある患者さんが「アトピー性皮膚炎になってよかった」と病気に対する感謝の気持ちを言われたことは印象的でした。



三好基晴(みよしもとはる)
 1953 年福井県鯖江市生まれ。医学博士、臨床環境医。スポーツ選手経験(走り高跳びで2m02cm の記録)をいかし、東海大学医学部でスポーツ医学、トレーニング方法などを研究していた。 現在、アレルギー性疾患、化学物質過敏症、糖尿病などの生活習慣病などに対して、衣食住の生活環境を改善する診療をしている。 全国で講演活動や料理教室を行っている。趣味は手作り料理や自然食レストランの食べ歩きなど。 マスターズ陸上M55(55 ~ 59歳) 走り高跳び神奈川県記録保持者(1m55cm)。2009 年全日本マスターズ陸上走り高跳び第2 位。 著書は「買ってはいけない」共著(金曜日)「病気の迷信」(花書院)「健康のトリック」( 花書院) 携帯小説「ドクターシェフ」http://ncode.
syosetu.com/n6757e/
など。


      
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