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自然栽培全国普及会

 

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ナチュラル・ハーモニー代表 河名秀郎

ナチュラル・ハーモニー代表
河名 秀郎

有機栽培米農家が語る肥料の弊害。わたしたちが知らない現実があります。

2有機栽培の矛盾 ブナの植林をしながら、自然な農業をもとめ、感じ続けてきたこと

~ 自然栽培稲作農家 桑原秀夫さんの話から ~

桑原さんは「美しい八郎湖を次代に残す会」の発起人の一人ですが、1992年から会でブナを植えられています。宮城県気仙沼の畠山重篤さんの講演が、きっかけでした。なぜブナを植えるのか。それは水とコメの安心安全を少しでも次世代につなげるためでした。

 

 

桑原さんがいいます。

「ただただ、おいしい農産物を作りたい一心でした。しかし、本当においしいものを作るには、空気も、水も、土穣も、きれいでないといけない。そうでないと美味しいものは作れない。そう思うのです。だからこそ、私たちは、自然を汚してはいけない」

 

 

稲作農家である桑原さんにとって、米作りは、もちろんおいしい米をつくること、おいしい米であることが第一条件だといいます。その次に本当に安全かどうかがポイントになる。有機栽培と言えど、ピンからキリまであると桑原さんはいいます。

 

 

 

そんな中、桑原さんが自然栽培に出会ったきっかけは、石山さんのササニシキを食べたことでした。 その衝撃は忘れられません。何か違う、とても違う感覚だったのです。

 

 

 

「味が強いという印象ではありませんでした。なにか身体にフィットする味……。もちろん私は当時、秋田小町しか作っていないし、それしか味わってこなかった。しかし、品種だけの問題ではありませんでした。なにかが違う。そう感じてしかたなく、これは違う。やっぱり違う!もうやるしかないと思ったんです。」

 

 

そう桑原さんが感じたのは、有機栽培の矛盾に20年来、ぶつかってきていたからでした。 「有機栽培にもさまざま問題があります。100%ではないんですね。もちろん、きちんとやっている人もいますが、きちんとやっていない人もいます。本来、同じ田んぼでやっていくことが、当然、有機栽培でも原則になります。しかし、有機栽培では肥料や病気はなくならない。まして草はどうしても出てきたりします。除草の技術や探究心がなければ、正直、参ってしまいます。」

 

 

「そんな中、田んぼを使い回しする人もいます。田んぼを使い回すというのは、有機栽培の米作りを、田んぼの場所をかえて行うということです。何年かやって草がどうしようもなく出るようになったり、病気が治まらなくなったりしたら、田んぼを替え、草の出た田んぼは除草剤で押さえる。虫や病気の出た田んぼは農薬で抑える。そして草を根絶やしにして、虫や病気を押し殺して、また有機栽培をはじめる。このように田んぼを使い回す人すらいるのです。こうした人は、やっぱり一般の有機栽培に比べて重金属などが多く検出されたりして、世間が許さない状況に追い込まれるのだと思います。うそはつけないのだと思います」

 

 

桑原さんはいいます。「有機栽培の米がおいしければいいが、おいしくはないんですよ。徐々に稲を倒してしまうのは肥料のせいだから、有機栽培とはいえ、肥料をたくさんやるのは、やっぱりおかしいと思うようになりました。有機栽培も当初は高く売れました。しかし、それでも、たくさん肥料をやって、倒した稲を販売してもおいしくなくて、結局、返品になることがありました。有機栽培といっても本当の有機栽培じゃなかったんです」

 

 

有機栽培では、虫や病気はなくならない。草もなくならない。これは農業の現場での事実です。有機栽培の理念はすばらしい。しかし、肥料を使うことで、有機栽培のそもそもの理念から、ボタンの掛け違えのように、ずれてきているわけです。それでも、有機栽培を志す方の多くは、よりよい農業を求められています。そうした中で、桑原さんも自然栽培にたどり着かれたわけです。

 

 

◇ 有機栽培では草や病気はなくならない……。 だから農家は、田んぼを替えたり、農薬や除草剤を使わなくてはならなくなったりする。今だけ無農薬なのか、ずっと無農薬でできるのか、その違いを見極める必要があります。

 

◇ ブナの植林から、有機栽培の実践、自然栽培との出会いにみるように、自然な農業にかける農家の生き様を知り、共感するコメを選びたいものです。

 

◇ 農家も“うなる”自然が生み出すコメの味わいを少し意識してみると、農家の顔と田畑が思い浮かびます。