それでも、肥料がなければ、栄養がないんじゃないか、と思うその前に!
肥料と栄養はつながらないことを見極める!
ここまでご覧になって、「そうはいっても」という声が聞こえてきそうです。
肥料を入れないで、ホントに育つの?
もしかしたら、おいしくなさそう……!?
ホントに、栄養があるのかな……!?
ここでは、栄養と肥料の関係について、見ていきましょう。
あなたは山菜をお召し上がりになるでしょうか。
山の幸は、昔から滋養があり、好んで食べられてきました。当然のことながら、山菜に肥料は使われません。時折、肥料を使った山菜がありますが、味の評価は低く、値段も低いのはどうしてなのでしょう?
少なくとも、自然に育ったものを好む感性が私たちの中にあるのも事実なのです。
さらに、
山の湧き水を、ミネラルウォーターとして私たちはお金を払って買っています。水における肥料や農薬を使った水道水より高く買っているわけです。
山の水はミネラルも豊富で、一般的にもいい水と私たちは判断しています。


つまり私たちの中に、「自然には、そもそも私たちに必要なものが備わっている」という感覚があるのです。そして、そうした知恵を基にして、私たちが生きてきているのも事実です。
その自然にそもそも備わった力を素直に引き出し、肥料や農薬で邪魔をしないように工夫するのが自然栽培なのです。
繰り返しになりますが、
「肥料を入れないで育つの?」とお感じになるのも、もっともです。
しかし、目には見えないけれども、土の中にも、空気中にも窒素はたくさん存在しています。
空気の70%を占めるという窒素。空から降る雨にも、窒素は充満しています。
土中の微生物やさまざまな存在の力を借りて、作物は「天然窒素」を、自分の成長に必要な分だけを取り込むのです。自分が生き残るための努力を精一杯するというわけですね。
肥料を入れることは、植物に本来備わっている才覚と生命力を過保護に甘やかし、結果としてその能力を怠けさせてしまうわけです。これは植物に限らず、人間の成長にも当てはまりそうですね。
伸びる根 変わる生態!
肥料を入れない自然栽培では、人が肥料を与えないわけですから、それは作物も必死です。
わかりやすい例でいえば、根っこは地中深く、細かくどこまでも生命維持に必要な水分や養分を探していきます。水がなければ、トマトや枝豆も産毛を必死に伸ばして水分を吸収します。肥料がなければ、小さく小さくゆっくりと成長します。
そう、作物は環境にあわせて生き抜くすべをもっているのです。
窒素は自分が必要とする分だけしか摂らないので、硝酸性窒素の濃度は低くなる傾向があるのです。品種の特性でそもそも濃いものもありますが、色は淡く、薄い黄緑色になっていく傾向があります。
自然栽培の野菜は、根の充実を図りながらゆっくり、ゆっくりと育っていきます。例えばニンジンでいえば、肥料を使って育てた野菜よりも30日くらい生育が遅いといわれます。
ですから細胞が緻密になり、奥深く、香り豊かな、バランスの取れたやさしい味わいの野菜ができるのです。光合成する時間も長くなり、栄養が足りないということは、あまり考えられません。
それよりも、
少し肥料を与えなければ、栄養がなくなるのではという常識を疑ってみていただきたいのです!
肥料学の常識は、肥料を入れれば入れるほど、味は落ちるというものです。だから、なるべく肥料は少ない方がいい。しかし、経営を考えたとき、「収穫量」を考えて農家は肥料を使うのです。つまり、植物に備わる栄養を考えて「肥料」を与える方はほとんどいないのです。
だって、ほんとうに栄養を真剣に考える人ならば、農薬の使用について真剣に考えると思うのです。農薬の怖さつらさは農家の方が一番知っているからです。
山菜とミネラルウォーターに対しての感性を、もう一度呼び起こしてみていただきたいのです。
テレビなどで有名な某ソムリエが野菜の味コンテストを開催し、そこで優勝したのがなんと自然栽培のニンジンだったのです。
他にも、有名レストランのシェフたちが語る自然栽培の魅力があります。こちらをご覧ください。
http://www.naturalharmony.co.jp/factory/oroshi-%20shef-top.html
そして食べた方々が、多くの感想を寄せてくださっています。
お客様の声
国民の医療費は年間40兆円を超えています。生まれて来る子供の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持って生まれて来るといわれています。ガンや糖尿病などの成人病も増え続けているのです。
そんな中、アレルギーやアトピー、化学物質過敏症の方々から、「自然栽培の野菜やお米は食べることができた」、「自然栽培でも年数のたったものは食べることができた」、というのも事実です。
本来の食を取り戻す!
食は上薬といわれます。そもそも、私たちの心と身体の源となるもの。豊かにしてくれるもの。その心と身体の源とは、食べ物となる素材の「いのち」と作り手の真心がこもった「いのち」であるということは、多くの人の知るところです。
繰り返しになりますが、自然栽培は、通常の肥料・農薬にたよる農業よりも、自然を知り、自然の力を引き出そうとする農業です。
そのプロセスで、農家の人柄が磨かれていくことを強く感じます。自分の思い込みや、自分の価値観、信念をどんなに持ったところで、自然に添わなければ、作物はできてこない。これが自然の現実です。
この自然に自らが裁かれ磨かれるところが、自然栽培のなによりの魅力といえます。肥料や農薬によって対処することが、許されないわけです。
作り手が磨かれ、つなぎ手が磨かれ、食べる人が磨かれる。そんなつながりを取り戻すひとつの手段として私たちは自然栽培を広めています!
自然界は過不足なく、与えてくれる。
そこを信じられるか、今までの常識にしばられるか、それが分かれ道だね。