それでは果物の場合はどうでしょうか?
分かりやすいのはミカンです。


みかんは、小さくて、皮の薄いものを選びましょう!
ミカンは皮を見る。皮を見ればどんな風に作られたかがおおよそ分かります。よく皮がブヨブヨのものがありますよね。これは剥きやすくて便利ですが、実は肥料を入れて速成されているケースが多いのです。
このことを人間に置き換えてみますと、
皮膚だけ肥大化して中の筋肉や臓器がついてこないことになります。
でもそんなことはあり得ないですよね。あれば異常事態です。ですから皮が剥きやすいミカンは、肥料を入れて促成されている場合が多いのです。
それでは肥料を入れない自然栽培のミカンはどうかというと……。
皮がとても剥きにくいのです。皮が実に張り付いているから、剥くまでに実を破ってしまうことも少なくなく、難しいわけです。
肥料を入れると皮と実が偏って成長していきます。
肥料を入れないで育てたものは、皮と実の両方が同時に生育します。
「これぞミカン!」という具合に濃厚な味で、重量は見た目よりもズシリとくるわけです。
さらにみかんの見分け方
甘いだけがうまいのではない。甘さとすっぱさのバランスと、こくがあるのがいいとか言いますね。
美味しいみかんの特長は?
●色・・・黄色より橙色のこい方が美味しい
●感触・・・・・肌はしっとりとすべすべしたほうが良い(きめ細かな肌)、しまりがよい(パンパンに張っていると新鮮)、皮はすんなり剥けないのが新鮮で肥料の少ない証拠。
●大きさ・・・・実は、小さい方がよりおいしい。大きいものも自然に育つとまだうまい
●形・・・横から見てすこし平たい方が美味しい
●へたの切り口、色・・小さい程美味しい。ヘタの緑色が濃いほどちぎって間が無く新鮮
●へそ・・・みかんのへそは小さいほうがいい。
●じょうのうの数・・・みかんの袋は、数が多いほどおいしい。
これもじっくり育った証ですね。
こうした結果を生めるかどうかは、
樹の生理、樹の勢いを考えた栽培をしているかどうかということが、分かれ道になります。
さらに詳しく くだものの見極め方
樹を殺してしまう「かいよう病」
この「かいよう病」が、肥料を使わない自然栽培では、伝染しないという事実があります!
かいよう病の伝染が止まった! その意味とワケとは……
肥料を使わず、草で肥料を抜いた結果、レモンでのかいよう病の伝染が止まったという事例があります。かいよう病とは、みかん、レモン、キウイフルーツなどでも、猛威をふるう細菌性の伝染病です。たとえば、病気の樹をはさみで剪定し、そのはさみで他の健康な樹を切ると、たちまち移ってしまうという病気です。そんな中、キウイフルーツの自然栽培農家 神奈川県小田原市の石綿敏久さんが、自然栽培で15 年経ったキウイフルーツの樹に、かいよう病の枝を挿し木しても、かいよう病が移らないということがありました。
また、自然栽培農家 道法正徳氏が、レモンの栽培で、かいよう病に悩まされていました。
ところが、肥料を与えず、たまたま放置されていた草だらけのレモンの樹に、かいよう病が全く出ていなかったことに驚愕されます。まさに腰が抜けそうだったというのです。そして、それがヒントとなり肥料に原因があったことを、同じく直感されたのです。
道法さんもますます自然栽培の可能性を確信したとおっしゃっています。
「もう、これしかないのだと……。」残りの人生のすべてを自然栽培にかけるつもりだと、おっしゃっていました。
肥料が虫や病原菌を呼んでいる。
くだものにおいても、肥料を使わないで栽培されたものを選ぶのが一番ですね。
自然栽培農家が言います。
「一に水、二に温度、三四がなくて五に光。」
つまり、肥料はまったく関係ないというのです。
そして、樹の本来の生理を、人間がいつのまにか邪魔する栽培をしてきたというのです。
除草をすること、樹に負荷をかける剪定、誤った常識、こうしたことを繰り返し農薬の使用を余儀なくし、作物の力を引き出しきれていなかったというのです。
肥料に頼らず、病気にも感染しない自然栽培のくだもの。
本来の食を取り戻すには、いのちをいただきますという言葉に込められているように、いのちの本来の様を知っていくことが何より大事だと思うのです。
自然栽培は、肥料・農薬に頼らないという作物の本来の姿に向き合う、未知の冒険であり、作物、そして食の本来の可能性を取り戻していく取り組みといえます。
今の農業は、自分で病気の原因を作っておいて右往左往してるんだよ。
病気がわるいんじゃなくて、肥料が樹の力を弱めていたんだ。
全部、逆だった。
全部、間違っていた。
全部、常識の逆をやったとき、結果が出始めたんだ。