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発酵食品

コラム1菌と私たちの関係

菌と私たちとの関係

菌を敵視し排除する習慣からの卒業

私たちの身体には200兆に上る菌が共生しています。 一方で人類は、菌やウィルスによる感染症に苦しんできた。 だから私たちは、有用菌と有害菌を区別してきました。しかし、菌を区別し排除することは、リスクが伴い、限界があるのです。発酵食品の世界同様、私たちの普段の経験を通して、菌との関係を見直してみる必要があるようです。

 

 

胎児の経験

あなたは、生まれたときのことを覚えているでしょうか?

十月十日、 私たちは胎児のとき無菌状態の母親の子宮の中で過ごしていました。そして生まれるとき、母親の産道で初めて菌と出会います。 それらは、母親の膣を酸性に保ち、外界の細菌などの侵入を防いでいる乳酸菌をはじめとする菌達です。そこで、乳児だった私たちは母親の菌を受け継ぐのです。 生まれてから6時間もすれば、腸の中は体細胞の2倍にも及ぶ数の菌で、びっしりと埋め尽くされます。 母親に抱かれながら、母親の皮膚に生息する100兆を超える菌達が受け継がれていくのでしょう。

 

 

私たちの身体には、60兆の細胞があります。 しかし、それを上回る100兆もの菌が皮膚に住み着いています。 皮膚を弱酸性に保ち、皮膚の角質や細胞間脂質とともに
外界の細菌などの侵入を防いでいるのです。 また、腸の中には、これまた100種、100兆の菌がいます。 その働きは「人体のもう一つの臓器」ともいわれるほどです。

 

さまざまな有用菌も、そして腸内環境によって働きの変わる菌もいて、全体が機能しています。人体に棲むそんな身近な菌たち。私たちは彼らなしでは生きられません。彼ら菌をはじめとする微生物は、あなたの身体なのです。母親の産道で出会ってから死ぬまで、私たちは彼らと共にあります。

 

 

仲間である菌を傷つけてきた歴史

しかし、それほど大切な仲間である彼らを、これまで私たちは傷つけ続けてきました。
生まれる瞬間から……、あるいは、その以前から……

もしかしたら、母親がお化粧や歯磨きをしてきたことでさまざまな化学物質が身体に蓄積され、それはへその緒を通して胎児だった私たちに流入していたかもしれません。 また、病院で生まれることがほとんどとなった昨今。生まれたばかりの私たちは、合成洗剤の産湯につけられ胎脂を洗われます。合成洗剤の主成分である、合成界面活性剤。私たちを守ってくれる皮膚の微生物を過剰殺菌するとともに、合成洗剤に含まれる化学物質が体内に侵入してしまうことが問題になっています。

 

 

あたたかく薄い赤ん坊の皮膚は吸収力が高いため、化学物質の影響が懸念されていますよね? 清潔志向が高まり様々な感染症が減ってくると共に、外敵が少なくなることによって私たちの免疫力は弱まってきていることが報告されています。

 


そして、コレラや結核などの減少、身体に寄生する寄生虫の減少とともに、アレルギーが増えてきているのです。人体に入ってくる化学物質や異物を、アレルギーを発症することにより排泄しようとしているともいえます。 さらにアトピー性皮膚炎においては、グジュグジュした皮膚の患部に菌やウィルスを誘い込み、体内の免疫を活性化するという、有用な作用が報告されています。

 

 

もう一つの人類史~感染症との闘い~菌を排除するには限界があった!

 

死と直結する感染症。天然痘、コレラ、チフス、マラリア、エイズ、エボラ出血熱、SARS、スペイン風邪などのインフルエンザ、新型インフルエンザ……

 

有史以来、人類はこれらの感染症に苦しんできました。感染症の要因としてウィルスや菌の作用があることを知ったとき、彼らを撲滅することが正義となりました。そして彼らを撲滅するための手段として、抗生物質やワクチンはまさに神の救いと思われたのです。その抗生物質やワクチンの予防接種をはじめとする医療への依存は、ますます強くなっていき、それがやがて、現代の殺菌、除菌、抗菌社会へとつながっていくのです。

 

 

薬剤耐性菌の出現

私たちは菌やウィルスとの戦いに限界があることに気付き始めています。今まで病原菌に効果があった薬剤が急に効かなり、病原菌が薬剤に耐性を持つと指摘され始めています。薬剤を使っても病原菌は100%死滅せず、生き残った病原菌が薬剤に耐えられる菌に変異してしまうわけです。 よく耳にするMRSAとは、メシチリンという抗生物質が効かなくなった黄色ブドウ球菌のこと。

 


また、昨今ではスーパー細菌と呼称されるように、バンコマイシンという最強の、抗生物質も含めたどんな抗生物質も効かない微生物の出現が報告されています。 コレラや結核なども過去の病気と思われるかもしれませんが、最近では、抗生物質耐性のコレラや結核などが出現しています。

 

 

さまざまな消毒剤や殺菌剤などの薬剤の多用が、薬剤耐性菌の蔓延の原因となっていると考えられます。 また、化学物質や薬剤を栄養として増殖するスーパーバグと
呼ばれる細菌の出現が、アメリカで報告されています。これはまだ広く増殖するには至っていないようですが、化学物資を身体に取り入れる生活が続く現代で、 感染が広がってもおかしくないとも思えていますので。

 

 

抗生物質の迷信

さらに、結核、しょうこう熱、チフスなどの感染症死亡率が抗生物質のお陰で減ったといわれています。 しかし、抗生物質の開発以前に、衛生環境や食生活の変化により、
死亡率が激減していることも報告されています。 つまりは、 「必ずしも抗生物質が感染症を抑えたのではないということ」 そして、「抗生物質によって私たちは新たな感染症に悩まされていること」 という事実があるのです。

 

 

菌の深化と突然変異

インフルエンザなど菌やウィルスの進化ははなはだしく、人間の知恵の及ぶところではありません。 ウィルスは1年が人間の100万年分という進化を遂げます。 大腸菌をはじめとする菌も、20分に1回分裂します。 1個の大腸菌が10時間で690億個にまで増え、 1億に1個、突然変異をするというのです。

 

 

つまり、10時間で690回も突然変が起っていることになるのです。 ウィルスのワクチンを製造しても、それに使う頃には違うインフルエンザウィルスに変異していることが珍しくないのです。結局、現代化学でも、彼らのスピードにはかなわないのです。

 

 

ワクチンや抗ウィルス薬は完璧ではない

毎年冬になると猛威を振るう新型のインフルエンザ。 致死率の高い鳥インフルエンザが感染力を持ち、 さらに致死率が高く強い感染力の新型インフルエンザとなって出現することが報道などでも取り上げられています。

 

 

WHOは、世界で1億6000万人が死亡すると試算し日本の厚生省の試算では64万人、
そして別の試算では210万人が死亡するともいわれています。それでも有効なワクチンはなく、タミフルなどの抗インフルエンザ薬の備蓄が叫ばれますが、タミフルは感染してから48時間以内の服用でないと効果は半減します。 さらにタミフル耐性のインフルエンザの出現も報告されています。 そして忘れてならないのが、タミフルには副作用も当然あるのです。

 

 

また、2007年11月28日、香港ロイターが次のような記事を掲載しています。
(以下抜粋)
国際的な科学者チームが、51の研究結果を精査。 所見を英医学会会議で発表した。
インフルエンザや新型肺炎(SARS)などの呼吸器系のウィルス感染を予防するには、
薬よりも手洗いやマスクの着用といった物理的な方法が効果的 との可能性を示す研究結果が明らかになった。研究チームでは、 「山のような証拠は、ワクチンや抗ウィルス薬がインフルエンザの感染を予防するのに不十分である事を示した」として、国の流行病対策プランは、より簡単で安価な物理的手段に重点を置くべきだと提言している。

 

 

どうやら、日常から感染症などの病気に至るまで、菌を薬剤などの化学物質で排除しようとすることは、どこか無理があり限界があるようです。そして、私たちを場合によっては苦しめてしまうようです。

 

 

田畑でも病原菌を抹殺できない

土壌において、どれだけ強い農薬を撒いても、病原菌の繁殖はとどまることを知りません。これは菌に原因があるわけではないからです。 強い農薬を撒いても効かない病原因が現れるのは、 薬剤耐性菌に変異していることが考えられます。

 

 

さらに菌はむしろ土の中の余分な肥料や不純物を吸った植物を浄化し、淘汰するために働いていることを多くの自然栽培農家が指摘しています。 しかし、そのことに気付かず私たちは病原菌が繁殖するような環境をわざわざ作り、そして繁殖した病原菌を退治することに翻弄されてきたというのが実態です。

 


さらに菌の進化は目覚ましく、今や、有機水銀や有機リン化合などの有害農薬を分解するシュードモナス菌の生存が報告されています。また、強酸性で生息可能な菌の出現も。やはり菌の進化は、私たちの化学技術の進化をはるかに超えています。

 

 

菌を排除するリスク
健康は菌との戦いの果てに約束されてはいないのです。
「彼ら菌と共に生きている」という事実を見直す時代に入ったのです。

 

 

薬剤の化学物質は私たち自身も傷つける

菌を排除するために人間が編み出してきた数々の化学物質。実は予防接種のワクチンは、なんと劇薬に分類されるのです。水銀が保存料として含まれるものがあったり、
不活性にするためにホルマリンがつかわれていることも。抗生物質にも、当然、化学物質が混入されています。そして菌や微生物にとって外のあるものは、人間にとっても当然害があるのです。

 

 

身の回りの日用品を見れば、殺菌、抗菌、除菌といった言葉が氾濫しています。合成洗剤などの界面活性剤、塩素漂白剤などなど、数え上げればきりがありません。これらの化学物質が菌だけではなく、私たち自身を脅かしていること。アトピー性皮膚炎をはじめとする、さまざまなアレルギーを誘発し、化学物質過敏症を引き起こしていること。
ダイオキシン、環境ホルモンなど、様々な複合汚染として私たちを襲っていることはご存じだと思います。

 

 

間違った清潔志向による殺菌、抗菌、クスリへの妄信、薬剤による菌の排除、発酵醸造食品の量産のための発酵菌の操作、農作物を多量生産するための農薬の使用など。私たちが菌を排除してきた活動は、私たち自身をも苦しめています。そして、私たちは、菌との関係を見直す時期にさしかかっているのです。

 

 

排除から共生へ

感染症になる人、ならない人がいます……
病原菌が発生する土と、しない土があります……

 

 

その違いの原因は菌ではなく、体質や環境にあると私たちは考えます。菌は原因があって発生し、必要に応じて働いているのです。感染症で病気になったからといって、彼らを攻撃することが勝利ではありません。むしろ自身が傷つくことも多いのです。

 

 

健康は菌との戦いの果てに約束されてはいないのです。
生活空間、生活習慣、食生活において、彼らと共に生きられるような自分作りをしなくてはなりません。そして、彼らが極端に害を及ぼさないように、私たちの在り方を見つめなおす必要があります。つまり、彼らを受け入れる社会を実現していく必要があるということです。 なぜなら、彼らは私たち自身であり、彼ら菌を完全に抹殺することは不可能だからです。

 

 

それぞれがそれぞれの生活の場で、菌との共生を改めて見つめなおし、選択する。 これこそが、今私たちに求められていることではないでしょうか?

 

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